村上春樹さんとエルサレム賞とハマス、イスラエルの報復合戦

エルサレム=三井美奈】イスラエルで「自由や社会をめぐる優れた執筆活動」に対して贈られる「エルサレム賞」の今年の受賞者が、作家の村上春樹さんに決まった。【エルサレム=三井美奈】イスラエルで「自由や社会をめぐる優れた執筆活動」に対して贈られる「エルサレム賞」の今年の受賞者が、作家の村上春樹さんに決まった。当地の報道によると、同賞選定委員会は授賞理由について、「村上氏は、日本と西欧文化を独自のやり方で融合させた」としている。 同賞は1963年以降、書籍博にあわせて隔年与えられており、これまでにノーベル賞作家のオクタビオ・パス、フランスの著述家シモーヌ・ド・ボーボワールらが受賞している。
 
(2009年1月24日22時51分 読売新聞)


村上春樹さんがエルサレム賞を受賞したとネットのニュースで知り、他になんら政治的なことに触れず村上春樹さんの受賞を祝うブログも読んだ。

そのとき私は違和感を覚えた。

やはり村上春樹さんのエルサレム賞受賞について是非を述べるブログのエントリーが多く書かれている。「村上春樹 エルサレム賞」で検索すると凄い数がヒットする。

多くの方が私の違和感を深く深く掘り下げて書かれている。では、私はというとだらしがない話なのかもしれないがハマス、イスラエルの戦争について語りえないと考える。

図書館でDAYSという雑誌を読み幼い子供たちが空爆の被害で血を流し自分で病院に向かっていたりもう亡くなっている写真を見るととてつもなく心は痛む。イデオロギーなどの判断はつかないが子供が死ぬことは悲しい。

が、あまたある世界や日本や地域や家族の問題それぞれに語らなければならないのか

とにかく分からないことは語りえない。村上春樹さんのエルサレム賞受賞も是非は言えない。私が語ることでないと強く思うのだ。でも違和感は残り続ける。