「笑顔ない」と契約更新拒絶 介護員の解雇は無効 札幌地裁判決  2004/11/11 07:57

 「笑顔がない」などの理由で雇用契約の更新を拒絶し事実上解雇したのは不当だとして、宮の森病院(札幌市中央区)の女性介護員(27)が、病院を経営する医療法人社団恵和会(山田惟好理事長)に、解雇無効確認と未払い賃金の支払いなどを求めた訴訟の判決が十日、札幌地裁であった。小川雅敏裁判官は「(更新拒絶は)権利の乱用で無効」と認定し、原告が雇用契約上の権利を持つ地位にあると確認、恵和会に対し、慰謝料など二十五万円と未払い賃金の支払いを命じた。同日までの未払い賃金は約四百八十万円。

 判決によると、介護員は一九九八年五月から三カ月の試用期間を経て、同年八月以降、一年ごとに契約を更新。しかし二○○二年六月、所属長に「不満そうなオーラが出ている」などと注意され、その後、法人から「介護職の資質が低い」などとして契約を更新しないとの通知を受けた。

 小川裁判官は判決理由で「(恵和会側が問題視する点は)主観的事項であり、介護員としての不適格性について直ちに断じ難い。(更新拒絶は)著しく合理性、相当性を欠く」と指摘した。

 恵和会側は「判決をよく読み、対応を検討したい」とコメントした。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20041110&j=0022&k=200411104347
参照 北海道新聞 

 私は介護職員に笑顔やあいさつは必要だし、というか社会人なら最低条件だと思いますが。。
ここの諸事情は分からないんんですけど記事どおりだと宮の森病院がちょっと可哀想かな。
 ちなみに職員があいさつしてもあいさつ仕返さない施設管理者もいますからね。業界の特色なんでしょうか笑顔やあいさつしなくてもいいってのは。