誤薬による死。また施設の隠蔽。

防衛省の守屋前事務次官が軍需商社「山田洋行」の元専務からゴルフや飲食など
多額の接待を受けていた問題などで記憶がない、ある等等証人喚問され事実が追求されている。

語弊がある言い方になるやもしれないがたかがお金である。

私は特別養護老人ホームでの介護事故が隠蔽されている事実を知っている。
血圧の上がる薬、下がる薬の飲ませ間違い、それが引き金となってかそのお年よりは
脳梗塞、脳内出血で亡くなっている。

夜勤時お年寄りが急変し救急車を呼ぶ必要性があったにもかかわらず
誰かが救急車を呼んでいるだろうという思い込みから救急車の到着が
大幅に遅れお年よりは亡くなる。その責任を逃れるため日報は書き換えられた改ざんである。

短期入所のお年寄りに痣が出来た。要介護5のお年寄りである。
職員の介護ミスである。が、家族にはどうしてこんな痣が出来たか
説明はなかった。

人の命である。

収賄ももちろん良いことではない。が、風化してしまっているのか分からないが特別養護老人ホームルミエールでの高齢者虐待。人の尊厳はかなり軽んぜられている。

ちなみに上にあげた特別養護老人ホームの隠蔽はルミエールのことではない。うまくやって明るみにでていない
事柄。


日本ソーシャルワーカーの倫理綱領を引用する。

?. 利用者に対する倫理責任

1.(利用者との関係)
ソーシャルワーカーは、利用者との専門的援助関係を最も大切にし、それを自己の利益のために利用しない。
2.(利用者の利益の最優先)
ソーシャルワーカーは、業務の遂行に際して、利用者の利益を最優先に考える。
12.(権利侵害の防止)
ソーシャルワーカーは、利用者を擁護し、あらゆる権利侵害の発生を防止する。
4.(業務改善の推進)
ソーシャルワーカーは、常に業務を点検し評価を行い、業務改善を推進する。


特別養護老人ホームの「相談員」はどんな専門性を持つか。社会福祉協議会研修で「ソーシャルワーカーであれ。」と確か言われた。今も私はそう思う。


「相談員」がアイデンティティを持たずただの事務屋で倫理を備えていなかったとしたら入所者は大きな不幸のまま亡くなって行くのだ。介護保険は自由に選択できるなどと言われていたが、実際は一度入所した施設から他に移ることは出来ない。

「相談員」の倫理、力量、援助技術の差は天と地程だ。大げさではなく。私は目にしてきた。

償わず自分の墓場まで持っていくのか。はたまた罪など感じていないのだろう。

コムスンの不正など一面に過ぎない。

福祉の倫理が問われることは無いのだろうか。