東横インの社長、あっけらかんとした会見だったね。あとハートビル法。

 1月27日ビジネスホテル「東横イン」が偽装工事をしていた問題で、西田憲正社長は謝罪会見を行った。
「条例違反をしました。どうもすみません」  
「こんなんでこんな大きな新聞に載っちゃったの?っというのは、今日の朝びっくりしたところから始まったんで」
 「条例違反をしました。どうもすいません。車でいうと(速度制限)60キロのところを67,8キロくらいで走ったって、まあいいかと思ってたのは事実なんで、60キロのところは60キロでぴっちり走らないといけないということを肝に銘じてます」
  「身障者室は年1回か2回しか使わないんで、そこをロッカーとリネン庫に変えちゃった」
なーんて調子で悪びれた様子もなく実にあっけらかんとしてました。のらりくらりと事実をはぐらかすヒューザーに関わる偽装事件に対しあまりの歯切れよさにニュースを見て笑ってしまいました。
 その後身体障害者団体から抗議を受けHPで
「動揺を隠せぬままカメラの前に立ってしまい、不穏当な言動があったことを深く反省しております。」なんて謝罪してますが27日の会見が本音であることにゃ間違いない。
 誰もが利用する建物にはハートビルにする責務がある。ハートのあるビルを建てましょうってのがハートビル法でもちろん条例違反はいけないんだろうけど障害のあるかたがあまり利用しない現状なんでしょうね。社長がこぼした通り。
 「ハートビルの建築を促進することにより、誰もが快適に暮らせるような生活環境づくりに寄与することを目的としています。」とハートビル法に述べられてますがバリアフリーに建物を備えても高齢者の方や身体障害者の方が外出をしてときには宿泊するまでの環境が整っていないと考える。私は雪国に暮らしてますがこのつるつる路面、杖や車椅子で外に出れませんよ。バスだって冬は渋滞で定刻どおりにきやしないでしょ。微々たる介護サービスで社会におきがるに出れるほど制度整ってないでしょ。ホテルはハートビル法で環境作りしてますがそこにたどりつくまでの制度がバリアになっていますよね?東横の社長の会見確かに不適切だがその言動だけ捉えられて本筋、根っこ見逃してませんかね。