築地 宮川本廛大丸札幌店

築地 宮川本廛 大丸札幌店にて鰻を食べる。
 大丸商品券が余ってたのでそぞろ歩き空腹を覚えレストラン街へ赴く。
レストラン街は長蛇の列。皆食事をしたいがどこの店が一番早く胃袋を満たせるのかと右往左往していた。
飢餓は人間性を奪う。
あちらこちらで諍いが起こっていた。
その争いをぬい、ぽつりと人が立ち入らない真空地帯に出くわした。見るとショーウィンドーに近づくが皆一様に打ちのめされ生気を失いふらふらの体でその場から去っている。
そのために結界如くそこだけ人の密度が薄い。
そこに私は立った。
老舗中の老舗 築地 宮川本廛の洗礼を私は受けるのだ。

 はい。うな重 竹を頼みました。お味は薄いと感じました。鰻のたれもあってかけるんですがどうも薄い。これは私の味覚がただ濃いたれにごまかされてきた鰻しかたべてないからなんでしょう。うん。最初薄いなあって思って食べてた鰻もたれより鰻本来の味が際立つわけだ。ハハーン。連れはうな重にキモスイを頼んででそちらも薄味でした。ああ!これは肝本来の味を際立たすのねと連れは囁いてました。
 とりあえず他のお客さんは会社の重役さんみたいな人たちで私といえば古着の赤ジャージ、10年はいて古くなっちゃたデニムパンツ(両膝穴あき)だったので店の雰囲気にそぐわなかったかもしれませんね。そういえば鰻は注文を受けてから蒸すので多少時間かかってましたね。お時間に余裕があるとき行かれるのがいいと思います。